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【移動運用】 消滅区の浜松市北区・浜名湖県立自然公園移動

浜松市北区は2024年1月1日に再編され、中央区と浜名区になり、消滅します


消滅するまえに交信したいという要望を受け、移動地を探してみました。北区の一部はPOTA対象地の浜名湖県立自然公園に含まれ、その中に公園アワード対象地の都筑南公園を発見。移動運用地としていい感じです。

ということで、2023年12月10日、浜名湖県立自然公園の中にある都筑南公園に移動して無線運用をしてきました。自宅から約100km、初めての静岡県移動運用です。

(JCC180205 /PK18-149 / POTA JA-1443)


■交信

兵庫県豊岡市の局から、6mの電信で交信したいという要望を事前に受けていたので、この交信を成功させることが最大の目的です。加えて、7MHzの電信でできるだけたくさん、できれば100局の交信をしたい。FT8では海外との交信を目指すのが、今日の目標です。


西の方向に開けていた。まずはモービルホイップで運用開始。

〇CW(電信)

7MHzの電信は、クラスターに2回もアップしていただいたこともあり、たくさんの局から声をかけていただきました。前回の移動ではうまくいかなかったので、今回もSplit運用で、受信。送信周波数は7.0105MHzに固定し、受信周波数を送信周波数から100Hz前後ずらして聞きます。


このように受信を少しずらすと、たくさんの局から一気に声がかかっても、1,2局、コールサインが浮かび上がって聞き取れることが割とあり、「全然聞き取れない」ことは明らかに減少したことを実感しました。


CQを出すときはスプリットがいいと実感です。次の移動運用でもやってみます。


〇FT8

いつも7MHzでFT8を運用しますが、今回はスケジュールQSOを控えており、7MHzで始めると約束の時間までに終わらない可能性があったので、海外交信狙いで21MHzでCQを出しました。最近、ハイバンドも調子いいですしね。


テストでオーストラリアの局をコールしてみると、すぐにコールバックがあり、電波は調子よく飛んでいるようです。続いてCQ POTAを出してみると、中国4局、インドネシア2局、そしてウルグアイからも声がかかり、交信成立です。


日本国内の交信はとても楽しいのですが、海外との交信はそれとは違う達成感があります。

ウルグアイからコールされることは、なかなかありません。

POTAの醍醐味の一つですね。


〇6m CWのスケジュールQSO

さあこの日のメインイベント、兵庫県豊岡市の無線局との、スケジュールQSOです。


距離は約260km。相手局は山に移動し、6エレメントの大きなアンテナを上げています。私はモービルホイップ。電信でこちらの電波は届いているようですが、相手局の信号は全く聞こえません。


やはりモービルホイップでは厳しそうです。

最初からそうすればよかったのですが、V型ダイポールを急遽上げてみたところ、良好に受信できました。アンテナで全然違うことを、体感できました。やはり、アンテナを強化しなければ。良い経験です。


無事、北区をサービスすることができ安堵。


急遽、ダイポールを上げ、ようやく兵庫県豊岡市と交信完了です


■移動データ

・日時:2023年12月10日09時00分~14時35分

・移動地: 公園 PK18-149/ POTA JA-1443

・所在地:愛知県 JCC180502

・運用周波数:7MHz(CW)/21MHz (FT8)

・運用モード:CW/FT8

・設備:FT-891M Mobile Whip HF40CL/HF15CL 1.5mH 50W(CW、FT8)

・交信局数: 79局

・バッテリー残量:68% (Jackery 708)


■公園情報

今回移動したPOTA対象公園、浜名湖県立自然公園は、浜名湖全体とその沿岸を含む大きな公園です。その範囲にある都筑南公園からの運用なので、POTAとPKの2ポイントになります。


このチェックに便利なのが、MyActです。

POTA対象公園の範囲が地図に示されるので、任意の地点を調べることができます。素晴らしいWebサイトの作者に感謝です。


都筑南公園自体はそれほど大きくない公園ですが、季節外れの温かさの中、親子連れが3組ほど遊んでいました。駐車場には3台ほど駐車していただけなので、迷惑をかけずにダイポールアンテナを上げることができてラッキーでした。


DE JS2AZO

HPE CU AGN SN.

GL 73 & 88.


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