「無線のどこがおもしろいの?」
よく聞かれます。
無線は面白いです。楽しいです。
でも、その面白さ、楽しさは、
アマチュア無線に興味ない人には、なかなか理解できないようです。
例えば私がアマチュア無線を始めた目的は、
「遠くの無線局と交信したい」
これにつきます。
地球の裏側の無線局と交信するって、どんなん?
ほんまにできるの?
できたらすごいやん!
こんな感じでした。
短波の場合、私のマンションベランダの小さなアンテナから出た電波が、
地上200kmほどの高さにある電離層で反射され、
戻ってきて地表で反射され、また電離層で反射され、、、を繰り返して
10,000km以上遠くの南アフリカやアルゼンチンにまで飛んでいく。
彼方の無線局が私の電波を受信して、
私に向けて出した電波が
同じように反射を繰り返しながら日本まで届く。
このプロセスを経て、
「私のコールサインが返ってきた!」
交信成立!となります。
しかも、上空にある電離層は、太陽活動の影響を受けるので、
季節や時間により、変化します。
太陽活動が静穏だと、電離層が電波を反射する力が弱くなり、
電波は地表に戻って来ず、全く通信できないことも、普通にあります。
交信できることは、本当に、偶然なんですね。
まさしく海外の無線局との交信は、一期一会。
このプロセスを知っているから、
交信成立のこの瞬間、歓喜が訪れます。
アマチュア無線は、
太陽活動のような自然現象に大きく影響を受けます。
自然相手の趣味でもあります。
いつも交信できるとは限らないから、
交信できた時、嬉しい。楽しい。
特に遠くの無線局との交信は、最高です。
まさに、アマチュア無線の醍醐味ですね。
GL 73&88. CU AGN.
DE JS2AZO.
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